胎児のエコー動画を別の妊婦に渡すミス 近大病院で個人情報漏えい(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
近畿大学付属病院から2つの大きな情報漏えい、漏えい疑いが発表されていましたね。
確定としてしているため、こちらの方が問題かなと思います。
この記事から読み解くと、
①胎児エコーは、大学病院の中でも超音波装置とHIS、PACSを接続していない。
②電子カルテに接続されていないために手入力でイニシャルや週数、身長(計測値)を画像保存している。
③このような運用は後で画像取り込みしている。
と思います。もしかしたら、最新鋭の胎児3D表示ができる機器でその画像をサーバーに送信すると容量を圧迫するため接続していないのか?もしくはその逆で古い機械だから接続していないためそのような運用をしていたのか?
これでは、どちらかわからないですね。ただ、22年からだれも気付かないなんて・・・もっと早く指摘されてもおかしくないのに、意外と胎児の画像をもらっても患者は見ないのですね。
推測ですが、患者選択して動画出力するところ、検査日すべての患者全部を選択されていた。もしくは、患者氏名を入れ替えずに行い、時間のソートで出力していたのか。
どれにしても多忙な業務の中でその科以外の人が知らないところで行われていたのであれば改善すべきですね。
あと、画像を渡すとき確認しないんですね。これも驚きです。ダブルチェックは医療の必須項目だと思っていましたが、これが特定機能病院の実態なんですね。
特定機能病院である近畿大学病院でこのような確認不足からくる事例が起こるのであれば、もっと情報リテラシーの低い病院存在し、公にならないだけで、毎日起きているんだろうと推測しますが、患者から見れば防ぎようがないですもんね。
医療機関に罰則規定を盛り込むと隠ぺいが多くなるので難しいですね。