沼津夜間救急センターで医療費1．4億円不明 死亡職員横領か（あなたの静岡新聞） - Yahoo!ニュース
このニュースを見て、疑問に思いました。普通の企業なら会計監査をするはずです。そして、この救急センターは、６市町や医師会からなる公益社団法人なので一般社団法人及び一般財団法人に関する法律に従い、
第百十九条 一般社団法人の会計は、その行う事業に応じて、一般に公正妥当と認められる会計の慣行に従うものとする。
一般社団法人及び一般財団法人に関する法律 | e-Gov法令検索
とされています。会計監査として、市町も噛んでいることから公金を不正に使用されているとすると一般企業よりは相当罪深いものです。
だとしても、なぜ気が付かないでしょうか？会計監査は本当に適切だったのでしょうか？監査に問題があると言わざるを得ません。記事にあるように他の口座を作り横領したとなれば本当に悪質です。
死人に口なしなのかもしれませんが、しっかりと調査してほしいものです。
私が思うこととして、根本原因は一人の人だけが４年以上お金に関する事業や業務に従事するこれは本当に良くないと思っています。そのため、行政ではどんなに優秀でも数年で異動すると思います。
これは、一人の人が誤ったことをしていた場合に後任が気づく可能性も高めれますし、人が変わることで発見できれば、被害も最小限となります。また、官製談合のような癒着も少なくなるでしょうし、それらを鑑みて行政が行っている。ということは長年一人が独占して行っているような会計は要注意です。
記事を読んでいる人の職場は大丈夫ですか？
組合費、科の親睦会費、医局費、修繕費、町内会費・・・・挙げればきりがないですが、3年以上同じ人が通帳を持っていませんか？資金の透明性は確保されていますか？
いま東京都都知事選が行われています。
情報公開が求められています。都庁舎のプロジェクションマッピングの費用、プロセス、選定方法が都議会で挙げられています。
お金に関しては、自分の目で確かめてください。税理士や公認会計士が関与していても所詮ひとです。完璧な人間はいません。
自分の目で資金が適正に使われているか当事者はしっかりと見極める必要があります。
税金もそうです。国民全員で監視しないと湯水のごとく使われ、足りないと表現され増税理論が加速します。
自分のお金、身近なお金は自分で確認してくださいね。
さて、脱線しましたが、医療においてお金に関しては本当にどんぶり勘定での算定や横領、不適切な診療報酬の請求が横行しています。おそらく、このような不適切な会計事例なんて氷山の一角です。報道や表に出ていないだけで日本中の医療機関で何かしら起きていると私は思います。
私の生きてきた中でも数回遭遇しています。
お金に関しては、自分が信用している人であっても裏切られることがあります。もし、あなたの周りにずっと同じ業務をしているひと、お金に関する業務をしている人がいれば、一度疑ってみたほうが良いのかなと私は思います。大問題になる前に。
