シマウマのように白か黒か・・・

医療の片隅で思う疑問や思いをつづる三十路

告知されないまま1年3カ月・・・ステージ1から3へ

神戸市立医療センター中央市民病院で内視鏡検査を受けたものの診断結果(告知日)に来院せず、そのままにしたとして患者に謝罪したという。

 

その後、他科に定期的受診をおこなっていたものの告知はされないままであったという。

 

ここで、病院機能評価(2019年)の結果をみると3.1.3画像診断機能を適切に発揮している。という項目が内視鏡検査に当たるのですが、神戸市立医療センター中央市民病院は、”A"となっている。また、1.1.3の患者と診療情報を共有し、医療への患者参加を促進している。という項目も"A"評価となっていることから適切な管理がされている病院と考える。

 

消化器内科の1日あたりの患者数が179人となっていることから、同規模の病院と比較しても混雑した診療科だと思います。

 

そのことから今回は、表面上適切に整備された環境下であったのにもかかわらず、漏れてしまい残念な結果であったと思います。ただ、他科に定期的に受診していることから鑑みると患者目線とするのであれば、同じ病院に受診していて診断結果を説明されないということは問題なかったという風に思ったのだろうと仮定しました。

 

思い込みは怖いですよね。これらを無くすためにも仕組みをいろいろな視点で変えていくことが必要だと思います。

 

未告知の場合や伝えないといけないは、伝達メモのような場所やカルテ展開時に重要項目として見える化する必要がありそうですね。

 

このような同様の事例が繰り返されませんように。

 

がん告知日に患者来院せず…そのまま1年超、ステージ3に 病院謝罪(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 

H12263審査結果報告書(情報提供).pdf