シマウマのように白か黒か・・・

医療の片隅で思う疑問や思いをつづる三十路

マダニによる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

昨日は、トコジラミが怖いというのを記載しましたが、今回はマダニです。

 

愛媛では、43例目の報告だそうです。病原体を保有するマダニに噛まれることで発症し、潜伏期間が6日~と比較的潜伏してから発症するため、最初から疑わないとなかなか確定診断に繋がらないのかなと思います。

 

マダニは、身近なところから感染します。公園にも畑にもいます。ただ、保菌しているかどうかはわかりません。

 

国立感染症研究所のHPを参照すると、西日本はほとんど報告例があり、東京都や北は富山県まで報告されています。

 

こうみると徐々に北上していることがわかります。

 

国内の発症例は、2024年1月末までに939例。うち104例が死亡しています。ただ、60代より年齢が若いと死亡例は報告されていないのが幸いです。

 

早くワクチンができることを期待するばかりです。

 

 

 

愛媛で今年初めてのマダニ感染症「SFTS」 中予保健所管内の10代女性 発熱など訴え入院【愛媛】 (msn.com)