シマウマのように白か黒か・・・

医療の片隅で思う疑問や思いをつづる三十路

Apple watchの心房細動機能が利用可能に

心房細動履歴が日本のApple Watchで利用可能に - Apple (日本)

 

本日更新されましたね。心房細動の日本推定患者は、100万人と言われています。前段記事を記載しましたが、日本でも提供されることになり安心しました。

 

あとはこの結果を基に、起こる問題があります。

 

・この結果を基に正しく受診されるのか。

・スマートウォッチをつけることのできる人とつけることのできない人で病気発見率に差が起こるのか。

 

その2点の問題があるかな思います。

 

特に2点目のスマートウォッチを所持できるのか?です。今所得格差が広がっています。いろいろ調べると生活保護を受給している方が、勤労者よりも多く収入を得ている。このようなデバイスを持っているといった現実もあります。

 

医療を受ける権利は平等ですが、受ける前の発見というところの差がつかないような仕組みがあると良いのですが・・・

 

ちなみに、Apple watchほしいなー。と感じてしまいます。これ以外の使い道を思いつかないですが。

 

心房細動を治療するためにアブレーション治療というものがあります。この治療は、顕著に術者の腕、すなわちいままでに経験した症例数がものを言います。

 

もし、この治療を受ける人は、主治医に対して、

『症例数は、どれくらいですか?』

『この手技がどの程度の時間がかかるのか?』

とか自分の体に対する意見以外のすくなくともこれは聞いたほうが良いです。

 

私が知る限りあまり上手でない施設は、客観的な難易度に関係なく手技・手術が、3時間以上平均でかかるところは理解したうえで手術を受けたほうが良いと思います。

 

私の知っている医師は、とても上手で4時間で3から4人治療していました。医師自身が経験した症例が多いほど、手技スピードや判断が洗練されていくものだと感じています。手技が早くなれば、ベットに棒のような形で寝る時間も少なくなります。

 

最後は、いろいろ記載しましたがとにかく二親等に心臓病の既往歴のあるひとは、iPhoneに限らず、ぜひデバイスを用いて自己管理してほしいです。

 

今日もお疲れ様でした。