シマウマのように白か黒か・・・

医療の片隅で思う疑問や思いをつづる三十路

レブラミド服用して性交渉。そして、妊娠

news_240514.pdf (bms.com)

服用後に性交渉、相手が妊娠 胎児に奇形の恐れある薬、初事例(共同通信) - Yahoo!ニュース

 

服薬に対する本当に危険な行為ですね。

 

レブラミドの添付文章を以下に転記しますが、しっかりと記載されていますし、なにより服薬開始時に薬剤師、医師から十分な説明をしているはずです。

 

【添付文章】

1.4 本剤は精液中へ移行することから、投与終了4週間後まで、性交渉を行う場合は極めて有効な避妊法の実施を徹底(男性は必ずコンドームを着用)させ、避妊を遵守していることを十分に確認すること。また、この期間中は妊婦との性交渉は行わせないこと。

警告の意味として、

・致死的⼜は極めて重篤かつ⾮可逆的な副作⽤が発現する場合

・副作⽤発現の結果、極めて重⼤な事故につながる可能性があって、特に注意を喚起する必要がある場合

 

2.2 適正管理手順を遵守できない患者

を禁忌としています。

 

 

この記事や製薬会社からのプレスリリースでは、まだ公表されていないことが多いです。

1)妊娠した事実のみで奇形が発言したとは記載されていない。

2)妊娠したといっても本人が希望し、今後人工中絶なども選択する可能性がある。

3)婚姻状態の関係で妊娠を望んていた可能性がある。(ただ、添付文章上の問題はありますが。)

4)3)と逆に、妊娠した女性が見ず知らずの人や同意のない人との性交渉の結果おきた。

 

いづれにせよ今後服薬指導や薬の指導体制に影響がある事例ですね。

 

これだけ問題となり、記事になってしまうと当事者本人はつらいでしょうね。

こどもを授かるのは本当に奇跡のようなことそれをいま実感しているはずなのに。

 

まだ、産まれてくるこどもに奇形が合併しているわけではないので元気に、そして無事に産まれてくれることを祈っています。

 

 

 

 

添付文章には、