シマウマのように白か黒か・・・

医療の片隅で思う疑問や思いをつづる三十路

日本における医療費の動向

結果の概要|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

gaisan_iryou_data_02.pdf (mhlw.go.jp)

 

おおよそ4月遅れで公表されています。取りまとめに時間かかりますしね。医療費で我が国は毎月4兆円弱使用されています。令和5年度このままいけば、50兆円までは行きませんが年々増加しています。この資料から日本における医療をお金からアプローチする資料となります。

 

ここから自分が住んでいる都道府県がどのような医療なのか知ることができます。

 

私が良く見ているのは、P38、39の経営主体別医科病院の医療費の伸び率、主たる診療科別医科診療所の医療費の伸び率ですね。日本全体での概要がざっくりと分かります。そこから自院と比較することで、日本全体の動向と自院の乖離を見出しテコ入れすることができます。

 

私見として、以前記載した適時調査、そしてレセプト審査について都道府県でかなり差があると考えます。とある県では算定できないものも他県では算定できる。そんなのざらにあります。同じ法律、要領で行っているはずなのに審査官、担当官で差があるのは明確です。返戻も同じように感じました。

 

医療機関の事務屋の能力に依存することは明確ですが、適正な診療報酬請求、適正な審査により都道府県差がまず埋まれば良いのになとも思ってしまいます。

 

今後、医師偏在を無くすために医療費格差をつけることを国は検討しています。そうするとこの医療費動向も変わってくると思います。

 

田舎はだんだん医療費も増加して住みにくくなってしまいますね。