シマウマのように白か黒か・・・

医療の片隅で思う疑問や思いをつづる三十路

CTの読影結果見落としで死亡事例

名古屋大学附属病院で、腹部CTを撮影した際の読影レポートに肺の対する記載があったにも関わらず主治医が見過ごし、3カ月後の再検査を怠った。そして、3年後に肺がんと診断され、診断から3年後(腹部CTから6年後)死亡した。

 

名古屋大学は、同様の事例が16年から6件報告されかなり問題のある病院だと思います。

ただ、2022年度の撮影件数は、CTで54,841件(CT4台)、MRIでは、19220件(MRI8台)とMRIの件数が多いと感じました。

 

現在では、報告書体制加算(退院時7点)という項目があるので、改善されているものと思いますが、放射線検査結果の見落とし、確認不足は現代医療の問題だと思います。

 

・CTやMRIなど画像検査をコンビニに行くように気軽に撮影できる環境。

・世界一CT等の画像診断機器の台数の多い環境。

 

画像検査をすれば治るわけではないのに、iPhoneで写真を撮るかのように気軽に撮影することが一番の問題です。

 

今回の事例は、8年前の事例を公表してくれたことには、隠ぺいせずとても良い印象でした。

 

隠ぺいするほど、その病院は信じることはできません。

今回の事例からより報告書を確認するくせをつけなければならないです。特に自分が受けた検査についてはちゃんと確認しようと思います。

 

画像診断報告書の確認不足(第2報)

 

med-safe_138.pdf