シマウマのように白か黒か・・・

医療の片隅で思う疑問や思いをつづる三十路

静岡県知事の突然の退職

こんばんは。

今日のニュースは、抜群にこれです。

 

職業差別とも取られる発言を受けて、4月2日午後6時から取材に応じ、6月の県議会をもって辞職する意向を示した。とのこと。

 

ほんとにその場にいたすべての人が驚きを隠せないような事態だと思います。まず、囲み取材で発言する内容ではないことと、その後の発言ないまま記者会見を閉じてしまっていること。今日の1番の出来事なので記載しました。

 

そういえば、いろいろ記事を見ると3月の人事より、4月から「知事公室長」を設置して議会調整、庁舎内の風通しを良くすると記載があるのに2日で大きな穴が開いてしまうとは・・・

 

川勝知事は、当選4回と前職石川知事と同様に長期政権です。その前は、2期なので静岡県の知事は、比較的長期的に知事を務められていると思います。

 

今後の問題としては、国策であるリニア問題が一番なのかなと思います。建設推進派が当選すると状況は一変しますが、現在の自民党の状況では出馬してもどうなのか?

現在の状況では静岡県民の投じる1票は難しいのかなと感じました。

 

川勝さんが行った最近の医療的な話題としては、

ふじのくに感染症管理センターの設置と静岡社会健康医学大学院大学を開学したことでしょうか。

前者は、コロナのような指定感染症発生時の権限の集約化や指揮系統の統一とのことですが、その組織が県庁内ではなく三島市にあることは少し疑問に感じます。東部地域の方が医療過疎だからそちらに置いたのかな?とも思いますが、ただ単に場所の問題?出先機関にしたいから?ほんとのことはわかりません。

後者は、公衆衛生やゲノム、ビックデータ解析を目的とした大学院で産学共同を目的として新たな知見を得ることを目的として設置されています。お茶の効果とか検証することもされているようですね。

今後の展望としては、医科大学院大学の設置を準備しているみたいです。

背景として静岡県は、県人口360万人に対して医学部は浜松医科大学1校しかありません。よく比較される四国4県の人口が370万人程度と同等の人口を有していますが、医学部を4校有しています。また、高知県の人口は、69万人ですが静岡市の人口は67万人です。ほぼ同数ですが静岡市には、医学部がありません。

また、静岡県の人口当たりの医師j数は、下位10位以内(40位)ですが、四国の人口当たりの医師人口も徳島県が1位となるなど47都道府県と比較し四国は数字上医師数は多いといえます。

そんななか、医師数を増やすために医科大学院設置の準備を進めています。

川勝さんは、そのような医療的な取り組みを行っていることも知ってもらえたらなと思い記載しました。

 

いろいろ考えることはあるけれど、公職、役職についている場合は、私人の発言でなく公人の発言となってしまうことを改めて感じた一件でした。

 

自分も気を付けよう。

 

それでは、おやすみなさい。

#静岡県 #辞職 #発言